VIX指数は仮想通貨とは何かを理解するひとつの鍵

pexels-photo-261949.jpeg本日の日経新聞朝刊より。

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株を取引している方なら一度くらい指数って聞いたことがあると思います。一言で言うと各種価値変動やら何やら数値化したやつ。

そのひとつにシカゴ・オプション取引所がS&P500関連のオプション取引のボラティリティ(乖離率)から算出した恐怖指数があります、略してVIX(volatility index)。

通常は10から20の間で推移するとされ、相場に先行き不透明感が濃くなるほどに数値が高くなるとされます。なので、とある基準日時の数値と比較して算出する、例えば日経平均やNYダウのような一般的な指数のように単純比較はできません

具体的な過去の高値記録として2001年9.11アメリカ同時多発テロ後に49.35、2008年リーマンショックで42.16からの流れで89.53の史上最高値、2011年10月のギリシャ国際デフォルト危機で46.8と言った具合。残念ながら…と言うべきか、2011年03.11の東日本大震災では22.78に留まっています。メリケンの相場師には同盟国の大災害も遠い異国の無関係な出来事のやうで…

で、このVIX指数が高くなるタイミングとビットコインの高騰が連動する、というお話。数値の特性上、チャートだけ見てもわかりづらいですが…

で、ここで大事なのは、こういったタイミングで高騰する商品が金、リアルゴールド!!(飲めません)

…なんて言いましたが、実は必ずしも正確に連動するとは言えません。VIXは証券ベースの指数、金はデフレとか地政学とか他の価格変動要因を含むので。

正直もっと精査が必要なところですが、ただひとつわかることとして、現時点で金と同様の安全資産としての側面を以て認識されている「部分」があるということ。

ちなみに金とビットコインの間ではヘッジ資産としての地位争奪戦によって逆相関関係にあるとの指摘も…

そう考えると年末年始にかけて価格が異常に高騰した背景として、証券市場の長期休暇によるリスクヘッジといった側面も考え得るのは私だけでしょうか。特に去年から今年にかけてはトランプ相場とアベノミクスがいつまで続くのかという懸念が色濃かったので…

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