もし逆の立場なら、韓国は日本を侵略をしなかったのだろうか?

日韓併合を以て「日本は韓国を植民地支配した!謝罪と賠償をしろ!!」という言説が戦後長きに渡り続いている。安全保障上の自衛手段であり、当時の国際社会の承認も得ており、併合とは植民地ではなく本国同等の扱いであり、同じ日本国民であったわけだが、いくら言っても納得しない方々は星の数ほど見受けられる。

それでは一度、植民地支配であったかどうかは全てさて置いて考えてみたい。

逆の立場なら韓国は日本を侵略しなかったのか?

 

―平和を愛する韓国人民はそんなことはしない!!

そんなことを言う人間がいたら即却下でよろしい。理由は追々説明する。恐らくそれ以外にも様々な詭弁や論理の刷り替えは必ず起こると想定できるけれど、そういった類に一切惑わされず、真に価値ある反論がもしあれば幸いではある。

さて、歴史のifではあるけれど、当時の李氏朝鮮(以下、李朝)が日本を侵略した可能性があるとすれば、以下のふたつが考えられる。

 

1)大清帝国属高麗国たる李氏朝鮮として

2)清の冊封離脱後、大韓帝国がロシアと同盟の上で

 

さて、早速1)の場合であるが、まずは中華式の華夷秩序による帝国概念と欧米列強の近代帝国主義の概念との相違が問題となる。至極簡単に説明すると、中華式であれば、中華皇帝は世界の文明の中心であり、周辺異民族は形式上従属し朝貢すれば良い。しかし西欧型の近代帝国主義は中央集権と工業化、資源と市場の為の植民地を常に求めることとなる。

清は日本より先に近代化されたイギリスと出会っているわけだが、万が一、その際に日本より先に近代化を成功させていれば、属国である朝鮮も近代化を半強制されていた可能性は大きい。その際には西欧型の帝国主義へと移行した近代的大清帝国及び近代的大清国属高麗国(李朝)は日本に領土的野心を持ち、属国か亡国かの選択を迫っていたことだろう。仮に領土的野心は清だけのもので李朝にはその気がないとして、攻撃命令を拒絶しただろうか、否、拒絶できただろうか。

当時の清と朝鮮の国力比では、清からの命令の拒絶は自殺行為である。国が亡ぶかも知れないし、良くても国王の首は飛ぶ。結果、回り回って庶民は一層の重税に苦しむことになる。そこまでして日本への攻撃を拒否するだろうか、ということだ。

 

1895年、日清戦争の結果、によって清は朝鮮が独立国たることを承認させられ、支配権を失う。その結果、1897年に高宗は国号を「韓」に改め、自らを皇帝と名乗り、大韓帝国皇帝として小中華帝国の中心に座したのである。当時の朝鮮では親日派が敗退した結果、明確に親ロシア路線であり、アメリカやイギリスが呆れて手を引いている。しかしロシアは三国干渉で旅順港や大連湾の租借権を得ると、韓国を見捨ててしまう。

2)もし三国干渉が上手くいかなかったなどの理由で、この時にロシアが韓国との関係を重要視し、軍事同盟を強固なものにしていたら、ロシア軍は朝鮮半島に駐留することになっただろう。実際にロシアが朝鮮半島に迫ってくることこそが当時の日本の最大の脅威であった。

ロシアと韓国が強固に同盟を組めば、絶対とは言わぬまでも、ロシアは日本に領土的野心を抱いたであろう公算は大きい。圧倒的に国力の差のあるロシアに日本侵略の為に港を貸せと言われれば拒絶が不可能なことは明白、同盟解除だけならまだしも、皇帝や大臣の暗殺など何かしらの仕打ちは恐れるのが人情というもの。港を貸すだけならまだしも、軍事同盟であれば尖兵とされるのは当然大韓帝国軍である。

果たしてその場合、韓国は日本への宣戦布告を拒否できただろうか、侵略の片棒を担ぐことを拒否できただろうか。自国への制裁や破壊を顧みずに、である。ましてや日本の為に、である。

誰が日本の為に自国を犠牲にするものか!!

現代であればそう思うだろう、しかし当時であれば尚更そう思うのは当然のこと。何せ時代は生き馬の目を抜く弱肉強食の帝国主義列強による覇権争いの時代なのだ。英仏蘭西を始めとする先発帝国主義国が世界の大半を手中にした世界で、後発帝国主義国の独露日らは定められたルールに従って同じ土俵で戦うより他はない。ましてや大韓帝国が最後発で帝国主義の世界に食い込もうとするならばより一層に他の道はないのである。

むしろ個人的には思う。危険を冒してまで日本への攻撃を拒絶はしないではなく、勝利の公算の条件さえ揃えば、自らの不平等条約解消と国際的地位向上の為に嬉々として参戦したことだろう。かつて実際に、蟻のような日本が巨象である清やロシアという大帝国に立ち向かったように。

 

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